団扇。
2010年 07月 19日
暑中お見舞い申し上げます。
照りつける日差し・・・。
外出には充分な装備と勇気の必要な一日でした。
今、店の隅には
懐かしい夏のアイテムが並んでいます。
奥村土牛画伯、鏑木清方画伯の日本画がプリントされた団扇。
百貨店の まきもの かと思います。
涼しげな画が木や竹製の柄と相まって風情のあること。
エアコン生活で
無縁のものになりつつありますが。
扇ぐ所作にも人となりが表れるアイテムです。
団扇を眺めていると、
お昼寝の子供に風を送る母のやさしい表情までが
浮かびます。
けれど、
涼を取るだけでなく
団扇にはたくさんの用途があることを忘れておりました。
アクセサリーとして。
虫除け、防塵、調理など。
ワタシの場合は寿司飯を切る時、慌てて探すのがこれ。
この時ばかりは無くてはならないものです。
話がおおいに反れました。
浴衣をお召しになる時、
こんな団扇はいかがでしょうか。
追記:
鎌倉の鏑木清方記念館では8/22まで
「虫の音」「金色夜叉の絵看板」など展示中。
8/26からは、「築地明石町」(下絵)の展示があります。
夏休みには訪れてみたいと願っています。
心をニュートラルに保つ方法は、
良いものをみることと思うこのごろ・・・。
by d-plus55
| 2010-07-19 00:22