雪のあと。
2011年 02月 16日
月曜日の雪も
翌日には溶けて、
庭のビオラもスカビオサも無事顔を出した。
分かっちゃいたけど、ホッと胸を撫でおろす。
鉢植えのヒアシンスも健在。
なんか、いいなぁ。
こうゆうの。
植物は逞しいのだ。
集合住宅の小さな庭。
見上げれば、11階がそそり立つ。
庭に出たら、自分の世界に入って
上を見ないのが得策だろう。
前の晩に見た楽しい夢。
せっかくの夢なのに、
妙に小賢しいリアルな発言などしていて、
目が覚めてから興醒めする。
そんな無粋なことの無いように・・・。
雑草を引っこ抜いて尻餅をつく。
大きなシャベルを持て余して目が回る。
階上のどなたかに目撃されても、
それは一時の恥。
ガーデニングの楽しみは
何ものにも代え難い。
フェンスの向こう側。
いつの間にか河津桜の蕾が
ほころんで、
春の気配を知らせている。
心が浮き立つ。
もし、田舎に住むことがあったなら、
山羊を買ってやると息子が言った。
そんな一言を
河津桜を眺めながら
頭のなかで繰り返して、楽しんでいる。
他愛のない夢は良いもの。
現実度外視。
自由、気ままで
おまけにお金もかからない。
硝子越しに猫が鳴いた。
「もちろん君も連れていくよ。」
by d-plus55
| 2011-02-16 01:06