D-plusのスタッフ(自称kanop)の勝手気ままなひとり言。お店のこと、猫ばなし、庭に咲いた花のことなど。お付き合いいただけたら幸せです。


by d-plus55
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マラルメ。

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               久しぶりに図書館へ。
               リクエストして書庫から出してもらった書籍は
               古い本特有の少し湿度を感じる紙の匂いがする。

               学生時代の図書館を思い起こさせる懐かしい匂いだ。
               様々なものを吸収しようとする躍動的な心の部分が
               だんだんと欠落していくような昨今。

               読書はリハビリなようなもの。

               フランスの象徴派詩人、マラルメの訳詩集。
               緑の紙きれが挟まれていた。
               「この資料は劣化資料です」との記載。
               複雑な気分である。

               上田敏、多くの批評家に
               多大な影響を与えた詩人のひとりと言うが、
               かつて教科書で学ぶことはなかった。

               難解であると聞いてはいたが、
               想像以上のものであって、
               浅はかな身には不可能な領域なのかも知れない。
               
               一頁三段印刷、旧漢字。
               虫眼鏡が必要な本に
               眉間にシワを寄せて苦戦する。

               そして、「陽春」という詩の一節。

               わが倦怠が立ち昇るやうにと淵に身を沈めて、      
               私は待つ・・・・・
               だが然し、蒼空は、垣根の上で笑っている、そして
               太陽の光に囀る花やかな小鳥の群れの  目醒め。
               (訳:鈴木新太郎 筑摩書房)
      
               
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# by d-plus55 | 2014-04-16 00:59

春の庭。

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                日中の暖かさに油断していると
                日が沈んでからの風の冷たさが身に沁みます。
                まだまだライナー付きのコートが手放せません。

                冬に植え付けたた球根たちは
                順調に育って、そろそろ花を付け始めました。
                まず、ヒアシンス。
                今年は色とりどり。
                チューリップの蕾も膨らみました。

                雑事に追われて疎かになりがちな庭仕事。
                「三度の飯より好きなこと」が
                相変わらず、お預けになりっぱなし・・・。

    
                
                春になると決まって思い出す与謝蕪村の俳句。

                「春の海
                ひねもす のたり のたりかな」

                猫と庭に出て、
                一日中、土を耕したり、花を眺めていたいと思うのです。

                「のたり のたり」と・・・。
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# by d-plus55 | 2014-04-11 00:26
                桜も葉桜になって、
                休日に天候が思わしくなかった今年は
                少し残念な思いです


                薔薇の季節が近づくに従って、
                昨年のことながら
                薔薇咲く庭でのランチを思い出すのです。

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                NY ハドソンリバー沿いの小さな町、
                アンティークショップ目当てで訪れた
                Cold Springでのランチは薔薇咲く庭で。

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               爽やかな緑に囲まれてのランチは長年の憧れで、
               この旅でそれが叶うとは思いもせず。
               人生、良い意味での想定外もあるもです。

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               パスタとコーヒーと薔薇とそよ風。
               最高のランチでした。
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# by d-plus55 | 2014-04-06 00:46

造花も楽し。

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                 ネットで購入した造花。
                 ラナンキュラスとファウンテンデージー。

                 昨今の「造花」は質も向上していて
                 決して馬鹿にはならない。
                 生花の空席を埋めるに値するアイテムに進化しています。

                 お花屋さんの店先であれこれ思案するように、
                 ネット店舗で画像を眺めることも結構楽しい。

                 ラナンキュラスは仕事のデスクに飾る。
                 鮮やかなピンクが時折、目に留って
                 モチベーションが少し上がる。

                 正確には・・・「上がる よ・う・な」気がする。
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# by d-plus55 | 2014-04-05 01:10

NY 昔話。

                 花冷えの一日でした。
                 春物コートから、ライナー付きのコートへ逆戻り。
                 「寒いですね。」と会う人ごとに気候の話。

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                 さて、
                 NY行脚から、もう少しで1年になり、
                 「もう古い古い。」と相方は言うが、
                 気候が暖かくなるに従って何やかんや思い出す。

                 書き留めて置かねば、きっと忘れてしまうだろう。
                 小さな懸念が頭をもたげ始めた。

                 そこで、まず。
                 タクシーの話から。
                 NYの所謂、イエローキャブ。
                 正直、乗り心地は日本のタクシーの方が格段に良い。
                 マンハッタンの街中、狭い所でも、へっちゃらで疾走する。
                 混んでいるとドライバーは機嫌がよろしくない。
                 そして、最後にチップの難関。
                 異国の慣習なので、仕方がないと諦めてはいても、
                 やはりkanopはケチなのだ、と実感する。

                 JFKからクィーンズへのタクシーでのこと。
                 空港の乗り場に並んで係り員の手配で乗り込んだ車。
                 ドライバーはマンハッタン行きを期待していたのだろう。
                 クィーンズ行きでは不都合で、
                 たちまち機嫌は最悪になる。
                 窓を開けて、係員に客を変えろと怒鳴ったのだ。
                 受け入れられず、いざ出発となったのだが、
                 「君たちのせいじゃない。」と言いつつ、
                 自分の不運をまくし立てる。明らかに怒っているのだ。
                 「分かる、分かる。商売あがったりであること。」
                 でも、我々が行きたいのは御気の毒ながら
                 マンハッタンではないのだ。
                 ドライバーのあまりの剣幕に、
                 Kanopは後部座席で、叱られた小犬のように縮こまって、
                 早く目的地に到着することを祈るのみ。

                 不思議なもので、
                 聞き取れぬはずの英語もこんなシーンでは
                 妙に耳に入る。意味も分かる。
                 都合良くはいかないものだ。

                 それにしても、この時ばかりは
                 息子の英語力と冷静さをとてつもなく頼もく感じたものだ。
                 
                 異国での生活はなかなかにたいへんなのだ。
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# by d-plus55 | 2014-04-03 03:43